
若い頃からコツコツ掛けていた保険が、それほどの保障を必要としなくなったので、解約したい、変更したい、と思った場合には、まず予定利率を確認してみる必要があります。
予定利率と言っても聞いた事が無い人も多いでしょうし、保険にそんな概念があったことすら知らない、名前は聞いた事があっても何のメリットがあるのか分からない、という人が大半かと思います。
私も予定利率と言われてもこれまでピンときませんでしたし、果たして契約者である私自身がトクをするのかしないのか、それこそ海のものとも山のものとも、というレベルでした。
システムや原理を理解するのは難しいですが、どんなメリットがあるのかだけでも押さえておきましょう。
まず、予定利率とは、保険会社が資金を運用して得られた利益を契約者の保険料や保険金に還元する金額の割合を示しています。
この部分は特に重要ではないので、理解する必要はありません。保険会社が資産を運用しているんだ、というレベルの知識で充分です。
そして、メリットの話に移るのですが、この予定利率が高ければ高いほど、保険料の割引額が大きくなったり、受け取れる保険金の額が増えたりするのです。
となれば、予定利率が高ければ高いほど、契約者にとっては有利なのですが、昨今の不況の煽りを受けて、現在の利率は1%〜1.5%程度がほとんどです。
つまり、最近の保険は予定利率によるお得があまりないのです。
この予定利率の低さはバブルが弾けて以来、ほぼ変わりませんが、平成13年以降1%台に落ち込んだという特徴があります。
ここで注目して欲しいのが、平成13年以前は予定利率が高かったという点です。
特に、バブル期に契約した保険は5%〜6%の高い予定利率になっていますので、解約してしまうのは損をする可能性が高くなるのです。
自分の保険の予定利率を知りたい、と思ったら、自分が保険を契約した年を確認してみて、昭和51年〜平成5年内の契約かどうかを確認してみましょう。
これらの時期にあてはまる契約であれば、高い予定利率にあてはまる保険の可能性が大きいので、解約してしまうのは損をしてしまいます。
また、平成5年以降でも、平成11年までに契約した保険であれば4%弱〜3%弱程度の予定利率がありますので、払い込み期間などを参照して、満期受取金を計算してみると、安い保険料に乗り換える方が損をする場合もあるのです。
予定利率が不明な場合などは、保険会社のサービスセンターに問い合わせると教えてもらえますので、予定利率を把握してから、解約するかどうか決めるようにしましょう。